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第一部:前  史   イ.可能性への収束=統合  

第一部:前  史  
     
    イ.可能性への収束=統合    
010101    
   生きとし生けるものは、全て外圧(外部世界)に対する適応態として存在している。例えば本能も、その様な外圧適応態として形成され、積み重ねられてきたものである。また全ての存在は、本能をはじめ無数の構成要素を持っているが、それら全ては外部世界に適応しようとして先端可能性へと収束する、その可能性への収束によって統合されている。また、外部世界が変化して適応できなくなってくると、新たな可能性(DNA塩基の組み換えの可能性)へと収束し、新たな可能性(例えば、新たな配列)の実現によって進化してゆく。従って、歴史的に形成されてきた存在は(=進化を重ねてきた存在は)、生物集団であれ人間集団であれ、全て始原実現体の上に次々と新実現体が積み重ねられた、進化積層体(or 塗り重ね構造体)である。つまり万物は、それ以前に実現された無数の実現体によって構成されており、それらを状況に応じたその時々の可能性への収束によって統合している、多面的な外圧適応態である。  
010102    
   もちろん人類も、単細胞の時代から今日まで外圧適応態として必要であった全てのDNA配列=諸機能or 諸本能は、今も現在形において(しかも最基底部から上部へと段階的に塗り重ねられて)その全てが作動しているのであって、単細胞や動物たちの摂理を人間とは無関係な摂理と見なす様な価値観は、人類の傲慢であり、かつ大きな誤りである。  
010103    
   また進化とは、その存在を構成する多数の古い実現体の無数の組み換え可能性の中の一つの外圧適応的な実現である。その無数の可能性の内、外圧適応態たり得る可能性は極めて小さいが、しかし決して唯一ではなく、幾通りもの適応の仕方=進化の方向が存在する。と同時に、完全なる適応態など存在せず、全ての適応態は外部世界に対する不完全さを孕んでおり、それ故より高い適応を求めて進化を続けてゆくことになる。とりわけ外圧が変化した時に、存在の不完全さと進化が顕著に現れるのは当然である。人類の最先端機能たる観念機能による『事実の認識』も同様であって、完全なる認識など存在せず、人類史を通じてより高い適応を求めて無限に塗り重ねられ、進化してゆくことになる。(例えば、これから展開する事実の認識群は全く新しい認識の連続であるが、それもわずか30年もすれば、小学校の教科書に載っている程度の初歩的な、当たり前の認識に成っているに違いない。)  
010104    
   生物群も、サル類も、複雑な系統樹に分化=進化しているが、その中で始原単細胞から人類を結ぶ直線上に塗り重ねられてきた遺伝子群(の内、現在も有効な遺伝子群)は、単細胞時代の遺伝子を含めて全て現在形において、作動している。そして、それら塗り重ねられてきた諸機能(or 諸本能)は、最も深い位置にあって私たち人間の意識や行動の土台を形成している。(換言すれば、それら無意識の次元で作動する諸機能は、決して人間の意識と無縁ではない。)私たちが、哺乳類や原猿・真猿・類人猿にまで遡ってそれら諸本能や社会構造を解明しようとした理由も、そこに在る。  
010105    
   逆に云えば、上記の直線から枝分かれした生物や猿たちに固有の機能や様式は、人類のDNAに刻印されておらず、人類とは無縁である。例えば、よく一夫一婦制のモデルとして鳥類の一対様式が持ち出されるが、鳥類のその様な様式は、人類とは無縁である。また同じく一夫一婦制のモデルとして、軽量化の道を歩んだ小型テナガザルの両頭婚の例が持ち出されるが、これも人類とは無縁である。同様に、ゴリラやボノボに特有の様式も、人類のDNAには刻印されていない。  
010106    
   人類のDNAに刻印されているのは、単細胞から脊椎動物に至る諸機能、及び魚類・両生類を媒介にした、哺乳類(原モグラ)→原猿→大型化に向った真猿→原チンパンジーまでである。そこで本書では、本能と云えば、(特にことわりのない限り)この直線上の本能群(機能群)を指す。  
  ロ.雌雄の役割分化    
010201    
   生物史上の大進化はいくつもあるが、中でも生命の誕生に次ぐ様な最も劇的な進化(=極めて稀な可能性の実現)は、光合成(それによって生物界は、窒素生物から酸素生物に劇的に交代した)であり、それに次ぐのが雌雄分化であろう。生物が雌雄に分化したのはかなり古く、生物史の初期段階とも言える藻類の段階である(補:原初的にはもっと古く、単細胞生物の「接合」の辺りから雌雄分化への歩みは始まっている)。それ以降、雌雄に分化した系統の生物は著しい進化を遂げて節足動物脊椎動物を生み出し、更に両生類や哺乳類を生み出した。しかし、それ以前の、雌雄に分化しなかった系統の生物は、今も無数に存在しているが、その多くは未だにバクテリアの段階に留まっている。これは、雌雄に分化した方がDNAの変異がより多様化するので、環境の変化に対する適応可能性が大きくなり、それ故に急速な進化が可能だったからである。  
010202    
   事実、進化の源泉はDNAの多様性にある。つまり、同一の自己を複製するのではなく、出来る限り多様な同類他者(非自己)を作り出すことこそ、全ての進化の源泉であり、それこそが適応の基幹戦略である。しかし、同類他者=変異体を作り出すのは極めて危険な営みでもある(∵殆どの変異体は不適応態である)。従って生物は、一方では安定性を保持しつつ、他方では変異を作り出すという極めて困難な課題に直面する。その突破口を開いたのが組み換え系や修復系の酵素蛋白質)群であり、それを基礎としてより大掛かりな突破口を開いたのが、雌雄分化である。つまり、雌雄分化とは、原理的にはより安定度の高い性(雌)と、より変異度の高い性(雄)への分化(=差異の促進)に他ならない。従って、雌雄に分化した系統の生物は、適応可能性に導かれて進化すればするほど、安定と変異という軸上での性の差別化をより推進してゆくことになる。(注:本書では差別化という概念を、優劣を捨象した客観的な概念として用いる。)  
010203    
   事実、この系統の生物は雌雄の差別化をより推進してゆく方向で進化してきた。それは、雌雄が同じ役割のままでいるよりも、安定性の求められる生殖過程はメス、危険性の高い闘争過程はオスという風に役割分担を進めた方が、より種としての環境適応が高くなるからである。例えば脊椎動物の系統では、魚のメスは卵を産み落とすだけで子育てなどしないが、爬虫類になると卵を温めて孵化させる種が現れ、更に哺乳類になると胎内保育をし、その上かなり長期間子育てに携わる様になる。つまり、進化するにつれてメスの生殖負担がどんどん大きくなってゆき、そのぶん闘争負担は小さくなってゆく。他方のオスは、それにつれて生殖負担が小さくなり、そのぶん闘争負担が大きくなってゆく。例えば哺乳類は、一般に内雌外雄の集団編成を取っているが、これは外敵には闘争存在たるオスが対応し、その集団(オスたち)に守られて生殖存在たるメスと子供が存在するという、外圧に対する二段編成の構造(=同心円の構造)である。だから、オスが子育てをする哺乳類など、殆どいない。  
010204    
   この様に、哺乳類は(自然界でも一般には)メスが生殖過程を主要に担い、オスが闘争過程を主要に担うことによって、メスとオスが調和し、種としてのバランスを保っている。それが、オスとメスを貫く自然の摂理である。(現在、男女同権論者たちは「男と女の役割分担は、社会によって作られた悪習である」と主張しているが、それは生物史の事実に反する嘘であって、上述した様に人類が登場する遥か以前から、オス・メスの役割分化は進んでいる。それは数億年に及ぶ進化の塗り重ねの上に成り立っており、たかが近代二〇〇年しか通用しないイイ加減な理屈で変わる様なものではない。人間は、自然の摂理を冒涜してはならない。その意味で、男女同権論に惑わされた現代の男女が、差別化という進化のベクトルに逆行して中性化しているのは、種にとって極めて危険な状態である。)
  ハ.哺乳類(原モグラ)時代の性闘争本能    
010301    
   現存する哺乳類の大部分は(もちろんサル・人類も含めて)、原モグラから枝分かれした。現在の哺乳類の祖先である原モグラは約1億年前に登場するが、その時代は大型爬虫類の天下であり、原モグラは夜行性で、林床や土中に隠れ棲み、そこからチョロチョロ出撃するという、密猟捕食の動物であった(従って、現在でも多くの哺乳類は色盲のままである)。  
010302    
   約六五〇〇万年前、巨大隕石が地球に衝突し、これに誘発されて火山の噴火が始まり、地球は粉塵に包まれて、急激に気温が低下した(この時期を特殊寒冷期と呼ぶ)。氷河期の場合には数万年かけて徐々に気候が変動する為、それに応じて植物も動物も移動してゆくことができるが、特殊寒冷期には短期間に気温が急低下し、北方に生息していた動物たちはあっと言う間に絶滅、南方にいた大型動物も、(たとえ親が生き残っても)卵を孵化することができず、殆どが絶滅した。その中で、水中や温泉の岩陰など比較的温かい所に生息していた動物たち(ワニ・トカゲ・ヘビなど)は辛うじて生き残り、同様に地中に潜ることができた原モグラも特殊寒冷期をくぐり抜け、生き残ることができた。  
010303    
   生き残った動物たちは、この環境変化を契機に一気に適応放散し、多種多様な種が登場することになった。(適応放散とは、生物史上繰り返し現れる現象で、危機的状況に陥ると新たな可能性に収束することによって、一気に多様な適応態が出現することをいう。)大型爬虫類の絶滅という環境変化によって、小型爬虫類や猛禽類や初期肉食獣が多様化し繁殖していったが、この環境は(相手が10m級の大型爬虫類であるが故に、体長10~20cmのモグラは充分に「隠れ棲む」ことができたが、相手が小型爬虫類や肉食獣になると)原モグラ類にとっては、大型爬虫類の時代以上に危険な生存状態となった。この危機的状況ゆえに、モグラ類は急速かつ多様な適応放散を遂げ、現在に繋がる様々な哺乳類が登場することになる。(それらの中で、樹上逃避することによって適応していった原モグラが原猿である。)  
010304    
   原モグラは、土中に隠れ棲むしかなかった弱者であり、それ故にいくつかの特徴的な本能を発達させている。中でも哺乳類の哺乳類たる最大の特徴は、弱者が種を維持する為の胎内保育機能(それは、危機ゆえに出来る限り早く多くの子を産むという、危機多産の本能を付帯している)である。しかし、卵産動物が一般に大量の卵を産み、その大部分が成体になるまでに外敵に喰われることによって淘汰適応を実現しているのに対して、胎内保育と産後保護の哺乳類には、適者だけ生き残ることによって種としてより秀れた適応を実現してゆく淘汰適応の原理が働き難くなる。そこで、淘汰過程が成体後に引き延ばされ、成体の淘汰を激化する必要から、哺乳類は性闘争=縄張り闘争の本能を著しく強化していった。実際、性闘争を強化した種の方が適応力が高くなるので、性闘争の弱い種は次第に駆逐されてゆく。かくして哺乳類は、性闘争を極端に激化させた動物と成っていった。モグラの場合、性闘争に敗け縄張りを獲得できなかった個体(=大半の個体)は、エサを確保できずに死んでゆく。  
010305    
   もちろん、性闘争=縄張り闘争の本能は、脊椎動物の前から殆どの動物に存在しているが、哺乳類は、この性闘争(=縄張り闘争)本能を淘汰適応の必要から極端に強化した動物である。その場合、種を存続させる為には、闘争存在たるオスがより闘争性を強めると共に、メスたちの外側で外敵に対応した方が有利である。従って、とりわけオスの性闘争(=縄張り闘争)本能が著しく強化されることになる。現哺乳類の祖先と考えられているモグラの場合、メスも性闘争(=縄張り闘争)をするが、オスの闘争はより過激で、その行動圏はメスの3倍に及ぶ。従って、概ね3匹のメスの縄張りを包摂する形で1匹のオスの縄張りが形成される。これが、哺乳類に特徴的な首雄集中婚の原型である。  
010306    
   こうして、哺乳類のオス・メス関係を特徴づけるオスの性闘争の激しさと内雌外雄の摂理(本能)、および群れの全てのメスが首雄(勝者)に集中する首雄集中婚の婚姻様式(本能)が形成された。このオスの性闘争の激しさと内雌外雄の摂理と首雄集中婚は、多くの哺乳類に見られる一般的様式であり、もちろんサル・人類もそれを踏襲している。(学者の中には、首雄集中婚を「ハーレム」と呼び、オスの天国であるかの様に表現している者がいるが、それは全く見当違いである。オスはメスよりも数倍も厳しく淘汰されるというのが事の本質であって、その帰結が首雄集中婚なのである。)  
010307    
   この様に哺乳類は、淘汰適応の必要から性闘争の本能を極端に強化し、その性情動物質によって追従本能(いわゆる集団本能の中枢本能)を封鎖することによって、個間闘争を激化させ淘汰を促進するという淘汰促進態である。しかし、それはその様な大量淘汰態=進化促進態としてしか生き延びることができない弱者故の適応態であり、生命の根源本能たる集団本能を封鎖し、大多数の成体を打ち敗かし餓死させるこの極端に強い性闘争本能は、生き物全般から見て尋常ではない、かなり無理のある本能だとも言える。だからこそ、同じ原モグラから出発して地上に繁殖の道を求めた肉食哺乳類や草食哺乳類は、進化するにつれて親和本能を強化し、その親和物質(オキシトシン)によって性闘争本能を抑止することで追従本能を解除し、(尋常な)集団動物と成っていったのであろう。このことは、大量淘汰の為に集団本能をも封鎖する異常に強い性闘争本能が、もともと地上での尋常な適応には適わしくないor 問題を孕んだ本能であることを示している。しかし、現哺乳類やサル・人類の性情動の強さから見て、やはりこの強すぎる性闘争本能を進化の武器として残し、それが作り出す限界や矛盾を乗り越えて新たな可能性に収束する(例えば親和本能を強化する)ことによって、哺乳類やサル・人類は進化し続けて来たのだと考えるべきであろう。
  ニ.サル時代の同類闘争と共認機能    
010401    
   他方、同じ原モグラから出発して樹上に逃避の場を求め、樹上機能(後ろ足の指で手と同じ様に枝を掴める)を発達させて遂に樹上で棲息するに至った原猿は、大きな可能性を獲得すると同時に、大変な問題に直面することになる。まず、樹上には外敵が殆どいない。その上、樹上には栄養価の高い果実や木の実が沢山ある。従って、陸・海・空とは別の樹上という第四の世界をほぼ独占した原猿たちは、最高の防衛力と生産力を手に入れたことになり、忽ち森林という森林を埋め尽くして(その食糧限界まで)繁殖していった。  
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   そこで、彼らの最強本能たる性闘争=縄張り闘争の本能が問題化する。この本能は、激しい個間闘争によって敗退した大多数の成体が行き場を失って外敵に喰われ、あるいは餓死することを前提にしている。簡単に言えば、大多数が死んでくれることによって調和が保たれる本能である。確かに、半地下(ほぼ地上)であれば縄張り(言わば土俵)から敵を追い出すのは簡単である。しかし樹上には何本もの枝があり、降りれば地上があり、しかも縄張り内には何百本もの樹がある。この様な縄張り空間では、1匹の覇者が多数の敗者を縄張りから完全に追い出すことは不可能である。たとえいったん追い出したとしても、追い出された者は樹上逃避できるので、外敵に喰われることなく大多数が生き残る。そして、生き残っている以上、彼らは常にどこかの覇者の縄張りを侵犯していることになる。敵(=縄張りを持つ覇者)はメスの掠奪は許さないが、縄張り周辺でのエサの掠め取りまでは手が回らない。もちろん、首雄が恐ろしいので、彼らは概ね各縄張りの境界線上にたむろすることになるが、そこでは充分な食糧を得ることができない。  
010403    
   かくして、樹上逃避機能を獲得したが故に死なずに、かといって縄張りもなく中途半端に生き残ることになった原猿たちは、本能が混濁して終う。しかも彼らは、絶えざる縄張り侵犯による過剰な緊張や怯えや飢えの苦痛など、全ゆる不全感に恒常的に苦しめられることになる。同じ性闘争本能を持つ肉食動物や草食動物がぶつかったのは本能の適応不足=限界であり、それは全ての生き物の本能が孕んでいる限界と同質のものであるが故に、彼らの限界も他の生物と同様に、無自覚のDNA変異によって克服されていった。しかし、原猿がぶつかったのは単なる本能の限界ではなく、絶えず生存の危機に晒され不全感覚が刺激され続けるという意識的な極限状態であり、しかも本能そのものが混濁するという本能の不全(縄張り闘争には勝てないのに、死なずに辛うじて生きている)故に、本能ではどうにもならない(従って本能を超え出るしかない)という未明課題だったのである。  
010404    
   彼らは恒常的に飢えの苦痛に苛まれ、いつ襲ってくるか分からない敵=首雄の攻撃に怯えながら暮らしていたが、それらの極度な不全感が生命の根源を成す適応欠乏を強く刺激し、生起させた。加えて、恒常的に強力な危機逃避回路(未解明だが、おそらくアドレナリンetc.の情報伝達物質)が作動する事によって(これも未解明だが親和系のオキシトシンetc.による性封鎖力ともあいまって)性闘争が抑止され、それによって、モグラ以来性闘争物質によって封鎖されてきた追従本能が解除された。かくして、不全感の塊であった境界空域の弱オスたちは、適応欠乏に導かれて強く追従本能に収束する。しかし、互いに追従し合っても、誰も(縄張りの確保あるいは不全感の解消の)突破口を示すことは出来ない。そこで、わずかに可能性が開かれた(=不全感を和らげることのできる)親和本能を更に強化し、追従回路(アドレナリンetc.)に親和回路(オキシトシンetc.)が相乗収束した依存本能に収束してゆく。つまり、「縄張りを持たない敗者たちが互いに身を寄せ合う」。  
010405    
   不全課題を抱えて依存収束した弱オスたちは、依存し合う中から、「どうする?」⇒「どうにかならないか?」と可能性を相手に求め、互いに相手に期待収束してゆく。こうして、依存収束⇒期待収束し、互いに相手を注視し続ける内に、遂に相手も同じく依存し期待している事を発見し(探り当て)、互いに相手の課題=期待を自己の課題=期待と同一視して理解し合うに至った。自分以外は全て敵で、かつ怯え切っていた原猿弱者にとって、「相手も同じく自分に依存し、期待しているんだ」という事を共認し合えた意味は大きく、双方に深い安心感を与え、互いの不全感をかなり和らげることが出来た。この様に、不全感を揚棄する為に、相手の課題=期待を自己のそれと重ね合わせ同一視することによって充足を得る回路こそ、(未解明だが、おそらくは快感物質β-エンドルフィンを情報伝達物質とする)共感回路の原点である。この安心感+が、相手+⇒仲間+共感を形成し、原猿たちは不全感の更なる揚棄を求めて、より強い充足感を与える(=得る)ことのできる親和行為(スキンシップなど)に収束していく。そこでは、相手の期待に応えることが、自己の期待を充足してもらうことと重ね合わされ同一視されている。つまり、相手の期待に応え充足を与えることは相手に期待し充足を得ることと表裏一体である。従って、相手の期待に応えること自体が、自己の充足となる。共感の真髄は、そこにある。共感の生命は、相手(=自分)の期待に応望することによって充足を得ることである。こうして、不全感に苛まれ本能が混濁したサルたちは、その唯一の開かれた可能性=共感充足へと収束することによって、はじめて意識を統合することができた。これが、サル・人類の意識の、第一の統合様式たる共感統合の原基構造である。  
010406    
   補:六〇〇〇万年~三〇〇〇万年も昔の原猿時代に形成されたこの共感機能は、その後真猿時代の共認機能(規範や役割や自我を形成する)や人類固有の観念機能を生み出してゆく。逆に云えば既に無数の規範や観念に脳内が覆われた現代人には、原基的な「共感」をイメージすることが極めて困難である。しかし、ごく稀にそれに近い感覚を体験することはある。例えば阪神大震災の時に、多くの関西人が体感した感覚が、それである。大地が割けたかと思う程の大揺れに見舞われ生きた心地がせず、足が地に着かないような恐怖に慄いている心が、外に出て誰かと言葉を交わすだけで(それ以前に、生きている人々の姿を見るだけで)、すーっと安らぎ、癒される感覚、その時作動していたのが意識の深層に眠る原猿時代の共感充足の回路ではないだろうか。特に留意しておきたいのは、その凄まじいほど強力な安心や癒しの力は、自分の家族や知人からではなく(そんな意識とは無関係に)、誰であっても誰かが居りさえすれば湧き起こってくるものであったという点である。  
010407    
   親和(スキンシップ)は皮膚感覚を発達させ、より不全感を解消する効果が高い+(快=ドーパミン)感覚回路を親和回路の周囲に形成していった。この+回路(ドーパミン)は、全ゆる不全感覚を捨象する(マヒさせる)事が出来る。従って、不全感を捨象すべく解脱収束したサルたちは、生存課題であれその他の何であれ、そこに障害=不全がある限り、それを捨象すべく+回路に収束する。これが、共認統合に次ぐ、サル・人類の意識の、第二の統合様式たる+統合であり、全ての捨揚統合の原点である。  
010408    
   原猿弱者たちは、この+回路によって怖れや怯えや危機逃避をマヒさせ=捨象し、仲間+縄張り闘争+へと+共認収束することによって、遂に闘争集団を形成し、縄張りを確保する事が可能になった。(これは、麻薬で怖さをマヒさせて闘いに打って出るのと同じである。人類に見られる闘いの前の踊りも、同じ効果を期待したものである。)こうして約3000万年前、遂に同類闘争(縄張り闘争)を第一義課題とする真猿集団が形成された。親和収束⇒+収束を母胎にして、より上位の闘争系・集団系の課題を共認し、その闘争共認に従って役割を共認し規範を共認してゆく、この第三の統合様式たる闘争系の共認統合こそ、サル・人類集団を維持させている主要な統合様式である。  
010409    
   要約すれば、樹上に進出したサルは、同類闘争(縄張り侵犯)を激化させ、飢えと怯えの不全感から解脱すべく、相手との期待・応望回路=共認機能を進化させていった。こうしてサルは、本能を超えた共認によって、はじめて自らの意識を統合することができた。サルが形成したこの全く新たな共認機能について忘れてならないのは、不全感から解脱する為の解脱共認(親和共認を含む)こそが、全ての共認の原点であり、その母胎の上に闘争共認や規範共認が上部共認として形成されているということである。  
010410    
   はじめ原猿の段階では、極限的な性闘争=縄張り闘争圧力(それは、同類を対象とする同類圧力であると同時に、自然や外敵を対象とする生存圧力でもある)の中で期待・応望回路を発達させたが、真猿以降は生存が集団によって保障される事によって生存圧力<同類圧力となり、性闘争や期待・応望(相互解脱)や同類闘争(縄張り闘争)などの同類圧力を主圧力として、更に共認機能を発達させていった。もちろん、大前提として、サルにも本能を刺激する生存圧力(自然圧力や外敵圧力)が働いているが、それら生存圧力より同類圧力の方が遥かに大きく、要するにサルは、同類圧力→同類課題を第一義課題として共認機能を進化させたのである。この共認機能こそ、サルの知能を著しく進化させたその本体であることは、言うまでもない。  
010411    
   この共認機能は、下部の解脱共認・仲間共認から上部の規範共認・闘争共認に至るまで様々な共認内容を形成し得るが、それらは全て不全課題や闘争課題etc.の課題に応えんとする期待・応望回路によって形成されたものである。従って、その課題=期待に対する充足度が次の最先端の問題となり、上記の全ての共認は、その充足度に基づく評価共認へと収束してゆく。つまり、全ての共認は課題共認⇒充足(内容)共認⇒評価共認へと先端収束することによって(言わば仲間の評価を羅針盤として)最良の内容へと収束し、共認内容が最良内容に固定されると共に、それ(評価収束→内容固定)によって、皆=集団の統合が実現される。これが共認統合である。  
010412    
   課題共認や規範共認は本能の代替機能でもあるが、本能にはない解脱共認や同類闘争共認が象徴している様に、共認機能は本能の単なる代替機能を超えた機能である。むしろサルが形成した共認機能は、本能を進化させるDNAの組み換えより遥かに容易に、かつ多様に、(本能の代替物でもある)共認内容を組み換えることが出来る機能であり、それまでのDNA進化という生物史を覆す、全く新たな進化機能の実現だったのである。  
   
   

天皇制とは? ~異民族支配が続く日本、その象徴が天皇~

天皇制とは? ~異民族支配が続く日本、その象徴が天皇

改元が近い。天皇制とは何なのか?
古代大陸・半島での戦乱、そこでから逃げのびた王族が、日本で国家を樹立。
(※日本という国名自体も彼らが朝鮮からもたらしたらしい。リンク)


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朝鮮半島にあった、伽耶百済高句麗新羅の4国、それらの国々が滅亡するたびにその支配部族が生き残りをかけて日本へ。先に国家を形成していた彼らは、その支配体制や神話を日本にもたらした。
古代朝鮮からの侵略部族が、一貫して日本を支配してきた

大化改新藤原氏日本書紀)以降の日本は百済勢力と、武家勢力(主要には高句麗+在地勢力)のせめぎあい。
非常に大きく捉えると日本の政権は以下のように見れる。

奈良・平安時代百済政権
鎌倉・室町時代武家政権
南北朝時代百済政権
室町時代武家政権
江戸時代:武家政権
明治維新以降:百済政権

(参照)
百済の歴史(天皇家百済の王族そのものでは?)
百済南朝が破壊した日本の歴史~〈前)南北朝の源流は百済出身の藤原家
百済南朝が破壊した日本の歴史~〈後)明治維新以後は2度目の南北朝戦争
太平洋戦争の背後に天皇南朝)+海軍VS陸軍(北朝)の権力闘争があった?


★以上を俯瞰すると、南朝政権=百済政権=天皇制が強化された時代
現在はその延長上にある。
また、武家政権時代でさえも、天皇制は影を潜めながらも残っていた。
彼らは日本に戦乱を持ち込み、争いごとを好まない原日本人(縄文・弥生人)は、その抑止を期待して権威を天皇制に付与してきた。
「権力」と「権威」は何が違うのか~「権力」の上に「権威」を置くことで争いを抑止してきた日本~

しかし、事実は逆に、「権威」を使って、私腹を肥やしてきたのが百済政権と天皇家だし、
天皇財閥
天皇の蓄財
かつ、明治以降の戦争の多さ、死亡者数は歴史上かってないものになり、平成以降の活力衰弱・人口減もヤバイ。彼らは日本人の民族性を抹殺しようと移民政策を協力に推進しようとしている。ここは強烈な危機感を覚える。
※蓄財した金で、議員や学者マスコミを動かし、日本を支配している構造。
・・・・・・
大化改心後、百済王族藤原氏が創作・捏造した日本書紀。それが学者 →教科書やマスコミを通じて現代の日本人の頭まで呪縛している。
改元という、お上の演出イベントを機にあらためて、歴史的な事実を明らかにすること、次に本当に国民を守る民族的政権につなげていきたい。

匠の技を読み解く ~法隆寺五重塔はなぜ地震で倒れないのか?~

匠の技を読み解く ~法隆寺五重塔はなぜ地震で倒れないのか?~

『自然との和合が生み出す日本建築』でも取り上げた、世界最古の木造建築「法隆寺」。
法隆寺境内にある五重塔は、地震国日本にあって、1300年以上も創建時の姿を現在にとどめています。歴史上、五重塔や三重塔など、木塔といわれるものは全国に500ヶ所以上ありますが、地震で倒れた事例はほとんどありません。’95年の阪神大震災でも、兵庫県内にある15基の三重塔は1基も倒壊していません。
五重塔はなぜ倒れないのか?
先ずは法隆寺を例にとり、その構造上の特徴をあげます。
【1】庇の張り出しが大きく、建物全幅の50%以上が庇で、重い瓦屋根となっています。その結果、法隆寺五重塔の総重量は1200トンにも及び、単純平均すれば1層あたり240トンとなります。
【2】五重の各層は上に行くほど細くなっており、各層は下の層の上に乗せているだけで一層ごとに独立しています。※通し柱で各層をつなげていないため、現在の建築基準では違反になります。
【3】中央に心柱(しんばしら)と呼ばれる柱があります。心柱の周囲は吹き抜けになっており、各層の荷重を支えていません。塔全体の荷重は、心柱の周りにある4本の四天柱と12本の側柱によって支えられています。
gojyuunotou.gif

画像引用元 『法隆寺の建築物』

 


地震がくると、どのように揺れるのか?
前述の構造を踏まえ、地震がくるとどのように揺れるのか?
下の動画(約1分間)をご覧ください。

【1】庇の重さを支える16本の柱は、礎石の上に置いてあるだけの構造です(※専門的にはピン接合と呼ばれます。)そして、庇の膨大な質量には、慣性力が働きます。その結果、強震が襲っても、建物は振動するというより、むしろ柔らかく揺り動かされることになります。幅広で重い庇は、巨大な安定装置として機能しているのです。
※地盤が横揺れしても、慣性力によって元の位置に留まろうとするのは、「だるま落とし」と同じ原理です。
【2】各層がただ単純に重ねられている点も、地震では大変な強みになります。初層が右に揺れると、二層は左に、三層は右にと、互い違いに揺れることで全体で衝撃を吸収する仕組みです。各層がお互いに逆方向にくねくねと横揺れするため、この動きはスネークダンスとも呼ばれます。

画像引用元 『東新聞』
【3】五重の各層は接合されていない柔らかい構造ですが、一方であまりにも各階が柔軟になりすぎるのを避けるため、日本の大工たちは、ある独創的な解決法に行き着きました。それが心柱です。
心柱は制振ダンパーの役割となって、塔自体が右に傾こうとすれば、心柱は左に動いて自立を保とうとする効果があり、地震の揺れを軽減します。揺れが大きいと、心柱が各階の床組みにぶつかることで、崩壊するほどの横揺れを防ぎます。
言うなれば、十分な質量のある「振り子」であり、各階の床組みが横揺れしすぎないように歯止めをかけているのです。
              ◆  ◇  ◆
最後に、法隆寺の解体復元を行った宮大工・故西岡常一氏の言葉を引用します。
「古代の建築物を調べていくと、古代ほど優秀ですな。木の生命と自然の命とを考えてやってますな。飛鳥の工人は、自分たちの風土や木の質というものをよく知っていたし、考えていたんですな。」
西岡氏のことばから、古代人ほど対象となる建築物への同化度が高かったことがわかります。大陸からきた技術を鵜呑みにせず、風土や木の質に同化し、建物の荷重はもとより、風や地震の横揺れにさえ同化していたと考えられます。この同化力、追求力には、我々も学ぶべき点が多々あると思います。

教科書「日本史」への提言

教科書「日本史」への提言

今年の1月6日の読売新聞に下記の記事が出ていました。高校の日本史を必修科目にする検討が2014年から始まったそうです。
>政府が高校での日本史の必修化を検討していることが5日、明らかになった。
日本史は現在は選択科目だが、海外で活躍する日本人が増える中、自国の歴史を十分に学び、理解している人材を育成すべきだと判断した。文部科学相が今夏にも中央教育審議会中教審)に高校の学習指導要領の改定について諮問する。教科書検定などを経て、早ければ2019年度から日本史が必修科目となる。
新聞の片隅に載っていたこの記事はある意味センセーショナルです。
読者の皆さんも高校時代に日本史や世界史を学んだ経験があると思いますが、歴史とはひたすら記憶ばかりで、授業は眠くてしかたなかった・・・などという方が多いと思います。
私もその一人で、高校を卒業して30年過ぎた今でこそ歴史の面白さや学びの楽しさを味わう事ができますが、中高の社会の授業はおおよそ楽しかったという記憶はありません。
これは英・数・国が必修で社会が選択だったというだけでなく、歴史に学ぶという本質がほとんど教えられてこなかったという事だと思います。
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こちらよりお借りしました。
【歴史を学ぶ意味、伝える意味とは】
今回の日本史必修化の流れは改めて歴史を学ぶ意味が問い直され、教科書の内容も含めて日本中の歴史学者の叡智が結集すると期待がされます。しかし一方でこういう見方もあります。歴史教育とは国家による国民の扇動であるという見方です。極端に言えば韓国の反日教育ですが、国が事実を曲げたり意図的に選択したりして国に都合のよい方向に若者を導くという誘導がしやすい科目であるという事です。安部総理が靖国参拝をした初年にこの動きが出たと言う事、安部内閣憲法9条を変える本丸である事からして今回の高校日本史必須は、政府の世論誘導政策の一環として見ることもできます。
これがセンセーショナルと考えられる危険性で、当ブログで改めてこのテーマを扱うきっかけとなりました。歴史とは事実を伝えるべきもので、教科書はこの歴史の幹をしっかりと伝えなければいけません。それが国家や為政者の都合で捻じ曲げられてしまう事はあってはならないのです。


【教科書は鑑である】
一方、教科書というものについても考えてみます。
最近、山川出版の歴史の教科書「日本史 図録」「もう一度読む日本史」などが静かなベストセラーとなっています。本屋で手に取って読んだ方もいると思いますが、わずか数百ページの中に簡潔にわかりやすく史実が書かれています。「なんだ、歴史を記憶科目として見なければこんなに面白かったんだ」と気がつく方もおられたと思います。
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教科書は毎年改訂が重ねられる塗り重ね構造です。そしてその編集に多くの人が関わり、言わばその時代の叡智が集約されます。本質的には教科書とは学びの本であると同時に、社会に巣立つ若者が身につけておく必要な知識の体系なのだと思います。
肯定的に捉えれば、教科書さえしっかり学べば後はそれぞれが独自に追求していけばよい、そういう位置にあるのだと思います。
現代でも非常に重要で有効な教科書、それを改めて読み直すと同時に、次代の日本史の教科書に何を盛り込むか、何が必要か、何が足りないか、をこれまで8年間当ブログで歴史を追求して来た私たちから少しでも提言できればと思います。また、このブログが高校日本史改定に向けて取り組んでおられる先生方の目に触れ、見直しを一考する一助になればと心より期待しております。
【例えば・・・縄文時代をどう書くか?】
今回、参考にさせていただくのは中学の教科書で社会科「中学生の歴史」帝国書院24年改定版です。中学は高校と異なり義務教育で全ての生徒が学びます。そして子供達が最初に学ぶ通史です。日本人の歴史観を作る上で重要であり、また文部科学省の意図や狙いも介在していると思われます。
例えば縄文時代・・・。
教科書にはこのように書かれています。
氷期が終わり海水面が上昇すると、日本列島は大陸から切り離され、約1万年前にほぼ現在の形になりました。日本列島では気候が暖かくなった事で森林が広がり、食用となるどんぐり・くるみなどの木の実やいのしし・しかなどのけものが増えました。また魚や貝もさかんにとられるようになりました。狩り、漁や採集で得た食料の保存や煮炊きのために土器を使うようになり、食べられる物の種類が増えて、食生活は豊かになりました。このころの土器は表面に縄目の文様がつけられているので縄文土器といいます。また人口も増え、地面に穴を掘り屋根をつけたたてあな式住居に定住するようになりました。住居の多くは貝塚ができました。青森県三内丸山遺跡では当時の人々がすぐれた技術で大きな建物をつくり、かなり遠くから地域と物の交換を行っていた事がわかっています。こうした生活が続いた紀元前3世紀頃までの時代を縄文時代と言います」
非の打ち所のない文章ですが、何か頭に残りません。また大事な事実が伝えられていないように思います。
既存の教科書になかった以下の5つを加える事を提言します。
1.縄文人は大陸からの移動民族の終着点である事。
2.縄文土器は容器であると同時に人々の祈りが込められた神具でもあった。
3.縄文時代に人類史で始めて定住化がなされ、人口が拡大した。
4.縄文時代の人口拡大で互いに境界を接するようになると、戦争をするのではなく贈与しあう事で協力関係を作った。
5.世界で戦争が始まっていた時代に1万年間日本では戦争がなかった。
当ブログではこれを受けて下記のように書きたいと思います。

「今から約1万2千年前に氷期が終わり海水面が100mほど上昇、日本列島が大陸から切り離され、ほぼ現在の形になりました。気候が暖かくなり、大陸と日本の間に日本海ができた事により多くの雨が降り、森林が広がっていきます。この頃の気候は今より平均気温が1度~3度高く、青森県あたりでも今の東京都くらいの暖かさでした。
日本列島ではそれまでにアジア大陸から陸伝いに徒歩でたどり着いた北方系民族と、海をいかだや舟で渡りついた南方系民族が住み着き、今の日本人の原型となっていきます。
それまで移動しながら獲物を追いかけていた人達は、温暖化することで採れる様になったどんぐりや木の実を食用にすることで定住化が進み、すでに1万5千年前に登場していた土器を発達させて様々な山の幸、海の幸を食料にすることが可能になりました。土器は食資源の豊かにしたことから神が宿る恵みの象徴物として扱われ、その土器の表面に縄目がついていることから後に縄文土器と呼ばれました。この土器が使われた1万年の時代を縄文時代と呼んでいます。
縄文時代はたて穴式の住居がつくられ、定住化が進み人口が増えていきます。人々は50人から60人の集落を作り、男女が役割分担して集団で生活していました。
魚が多く取れ、木の実が豊かな東北地方ではそれらの集落がいくつも集まりますが、集団どうしは互いに戦争を避け、友好を高める為に最も大切なものを互いに贈与しあう、贈与経済が発展します。贈与経済はナイフの代わりになった貴重な黒曜石を遠方まで広げた他にも、土器の技術を伝え合ったり、地域の珍しいものや、言語まで伝えていきました。これらは今でも日本人が互いに助け合う相互扶助の原型となっており、地域集団で生きていく共同体の原型が縄文時代に作られていきました。
青森県での三内丸山遺跡では野球場4つ分のほどの広さの中に500人程度が居住した事がわかってきており、栗の栽培技術や大型の建物建設など縄文時代に既に高い技術を日本人は持っていました。
また、中国やエジプトなどの乾燥地域ではで農業が始まり、文字や数字を用いた文明が始まっていますが、縄文時代は豊かな自然に恵まれていた為、自然の摂理に同化し、自然の恵みを受け共存する生き方を行っていました。日本人が今でも山や川、自然を美しいと感じる心はこの縄文時代1万年間につちかわれたアニミズム(自然崇拝)によっています。
また、世界では今から5千年前に人が人を殺める戦争が始まりますが、日本では縄文時代1万年間、戦争の痕跡はありませんでした。」

【教科書は歴史の何を伝えるべきか?】
私たちはこのブログを通じて日本史や世界史を8年間に渡り追求してきましたが、そこでの目的は歴史の仔細な時節を追いかけることではありません。歴史の史実を広く深く知る事は必要ですが、サル・人類史から続き、1万年の縄文時代を経て日本として結実したこの国の変らない幹を見極めることです。そしてその変らない幹には現在的な問題や課題を解決するヒントが詰まっていると思うのです。温故知新とは言われますが、歴史とは未来を予測し、次代を切り開く為の材料です。
だから例え中高の教科書の歴史であっても同様で、史実をただ並べて覚える学問ではなく、なぜ古墳が作られたのか、なぜ武士が登場したのか、なぜ戦乱の世が発生したのか、なぜ明治維新が始まったのか、折に触れそれを考えるきっかけや思考の方向性を示す学問であるべきだと思うのです。
実現論にはこの事について以下のように書かれています。
>人類の原基構造を解明できれば、その構造のどこが不変部分でどこが可変部分かを知ることが出来る。そして現代社会の諸問題(諸欠陥)と突き合わせれば、どこが変えてはならない部分でどこが変えるべき部分かを突きとめる事が出来る。つまり、その構造体のどこをどう変えれば良いかの答えを導き出す事が出来る。(実現論より)
このシリーズでは先史時代から縄文時代弥生時代古墳時代平安時代、江戸時代・・・教科書はどのように私たちの国の歴史を語ろうとしているのか、それは事実なのか、編者の意図に踏み込んでその中身を問うていきたいと思います。さらに縄文から連綿と続く日本民族の本源性を、教科書の中に加えることを提言できればと思っています。どうぞご期待下さい。

10.最新の情報技術は常に諜報活動と結びついて発展してきた

【情報戦】 10.最新の情報技術は常に諜報活動と結びついて発展してきた

前回【情報戦】9.中世から近代における情報の支配者の変遷~マスコミ支配の登場~ より


ロスチャイルド一族は、一連の諜報活動によって金融取引を優位に進めた結果、大きな利益を手にした。利益の蓄積によって資金力も大きくなり、当時大きな力を持ち始めた通信社を支配することに成功した。この時点で、過去に郵便事業で財を成したタクシス家との資金力の差はかなり大きくなっており、情報網における優位性もロスチャイルド一族が勝っていたのである。
☆これによりロスチャイルド一族は、自前の情報ネットワークによる情報の収集のみならずマスコミによる大衆に対する情報発信が可能になり、「受信」→「受信+発信」という情報戦略上の変化を実現する。つまりは、自らは秘匿情報を優先的に入手し、大衆を情報洗脳することが出来るようになったのである。

近代に入ると、最先端の情報技術は常に諜報活動と結びつけて考えられるようになった。近代ではそれらは電信や海底ケーブルである。

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ロスチャイルドは、新しく登場した電信技術によって、一時情報戦で劣勢を強いられる、やがてこの最新の電信技術を取り込んで、新たな情報網を構築していく事に成功する。
この情報網はやがて、欧州のみに留まらず、海底ケーブルによって世界的情報網に発展していく。
◆イギリスの通信網(1902-1903)海底ケーブル
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近代に入ると、欧州を越えた戦争や、金融の流れが登場する。戦争で稼ぐにしても欧州内に留まっていれば、疲弊するだけ。従って欧州を越えた植民地戦略が登場するが、これは金貸しが主導したと考えてよいだろう。そしていち早く欧州を飛び出し、世界的な植民地戦略に乗り出したのがイギリスである。
海底ケーブルを使った通信では、他国の電報を盗聴したり、わざと伝達を遅らせたり、さらに戦時中では相手国の暗号化された電報は通信しないといった対応がなされた。
イギリス=ロスチャイルドが海底ケーブル網を独占したため、無線通信が普及するまでの間、イギリスの情報独占が続くことになった。
□電信技術の開発(19世紀後半)
ロスチャイルド一族による世界的な通信支配と情報支配の時代に登場したのが、電信王ジーメンスであった。ロスチャイルド家の古い手法は、ジーメンスによってもたらされた近代的な通信技術に勝てなかった。ロスチャイルドが育てていたロイターはそのあおりを受けて失業したが、そのロイターはジーメンスから電信技術を学び、情報流通において応用し、ロンドンに事務所を開設した。ロスチャイルド一族は、既に持っていたタクシス家の神聖ローマ時代よりのネットワークの協働関係に加えて、ロイターが学んだ最新の情報通信技術を得たことになる。
その後、ロイター通信はロスチャイルド一族のみならず、英国商人や英国政府の繁栄に寄与することになる。【参考】
□海底ケーブル網の発展(1850-)
電信が最速の通信手段となった19世紀後半に、欧州各国は世界規模の情報ネットワークを構築しようとした。そのネットワークを実現するために研究されたのが海底ケーブルの製造である。ケーブルの製造のための多数の製法が追求されたが、耐久性を確保し、長距離通信を可能にしたのはガダ・パーチャという樹脂を利用した製法である。ガダ・パーチャを独占的に栽培することが出来たイギリス(ロイター通信)が、いち早く海底ケーブル網の敷設に着手し国際通信での優位性を得たのである。
【参考】
☆マスコミの支配を通して、意図的な情報操作を行い大衆から搾取していくことが可能となったロスチャイルド一族は、その情報ネットワークを磐石なものとするために情報インフラへの投資を推し進めた。
☆ロイターはイギリスの植民地支配による権益によって、世界中を駆け巡る海底ケーブル電信網を手に入れた。イギリスにおける国力の拡大を可能にした背景には、ロスチャイルドの資金力、情報力がある。つまりロスチャイルド一族は、イギリス政府を丸め込みながら、政府と一体となって世界における情報独占を進めたのである。
現代、世界的なIT企業(グーグルやアマゾン)の多くがアメリカ情報機関との結びつきを指摘されている。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=283351

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=137987

このことから考えて、電信、海底ケーブル以降現代に至るインターネットやモバイル通信そしてソーシャルネットワークなどは、諜報手段として密接に機能している事は想像に難くない。
近代以降、最先端の情報技術は常に諜報技術はを結びつけて発展してきたと言えるだろう。

絶対に薬を飲まない ―現代西洋医学は家畜の医学―

絶対に薬を飲まない ―現代西洋医学は家畜の医学―
 


西洋医学が、最高で、最先端の医学だと思ってませんか?
もしそう思うなら、
あなたは洗脳されています。

西洋医学は、戦場の医学。

戦場で傷ついた人達をどうすればいいか?
で発展した野戦病院の医学。

ヨーロッパにおいて暗黒時代があったために、
たかだか150年か200年ほどの歴史しかありません。

それに対して、
中国や東南アジアやインドなどに有る東洋医学は、
少なくとも3000年4000年の歴史を脈々と受け継いでいます。

西洋医学は、比較的新しい医学。
言わば「生まれたての赤ちゃん医学」。
しかも石油の利権者が「めちゃくちゃ儲かる医学」。

儲かって儲かって仕方がない。だから止められない。
他の医学を弾圧して、広がらないようにする・・・
そんなことさえいとわない。

そんなものが最高で、最先端のものなんだと思っているのは、
あなたが馬鹿だからです。真実を知って下さい。

そうです。あなたは騙されていたのです!
教育に騙され、TV大手メディアに騙されているのです。
真の知識に目覚めて下さい。

「家畜のための医学」を
最高で最先端の医学なんだと奉(たてまつ)るのは、
もう今日で止めにしましょう。
あまりにも馬鹿げています。

あなたには「家畜のための医学」ではなく、
本当にあなたの健康のことを
親身に考えてくれる伝統医学(東洋医学)が
ふさわしいと、私は思います。

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中略

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これは有名な言葉です。100人の名医が、我々は生まれたときから体の中に100人のお医者さんがおるんやと言っています。100人の名医というのはなんだと、これはひとことでいうと自然治癒力です。すなわち人間の体っていうのは自然に治るようにできてるんです。手を切ったら、血が出るわ、痛いわ、だけどほっといたら、くっ付いて、跡形もなく治るでしょ。誰が治したの?自然治癒力です。体の中で、いろんな異常がでます、そりゃあね、変なもの食ったとか。だけどそれはイヤでもほっといたら治る。自然治癒力です。だから実は現場の医者がやることは、この自然治癒力を手伝うことしかしてはいけないと、ヒポクラテスの言ったことです。実に素晴らしい。だから、ヒポクラテスはなんて言ってるか、次のように。やっぱりね、食べ物で、治せるなら、薬は、奥の薬棚にしまっておきなさいと言っているわけです。

そして、食べ物で治せないなら、医者はほとんど手の施しようがないと。だから要するに、食べ物で病気を治そうというと自然療法ですね、ナチュロパシーですね、それが大事だと。だから医療の原点というのは要するに、薬で病気を治すんではないと。病気を治すのは体の中に備わった自然治癒力であるというのが大事なんです。これはもう、イロハのイですね。 で、自然治癒力のことについてさらに詳しくいうと、こういうことなんですね。これは是非覚えて欲しい言葉があるんだよ。それは何かっていうと、ホメオスタシスホメオスタシス、これは、覚えておいてください。これはね、生体恒常性維持機能というんです。恒常性維持機能だ。日本語でいうと難しいからね、これは、実は生体、が頭に付くんだよ、生体恒常性維持機能。

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中略

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次は4番目、ホメオパシーですね。これはあの、いろいろ最近物議をかもしているホメオパシーホメオパシーというのは、私、西洋の漢方と呼んでいます。ホメオパシーの理論と非常に似ておりますね、どういうことかっていうと、要するに、熱が出る、熱が出るのはなぜ熱が出るかっていうと、体を治そうという、あとで説明します治癒反応なんだよね、だから、熱が出るときに、病気を治すために熱が出る。だったらわざと、熱が出るようにしてあげよう。だから、同種、というのはどんな意味か、同種療法というのはどういうことかっていうと、病気の原因になったものをあえて与えるんです。

だから、熱が出た人にはわざと、熱が出るものを与えるわけ。それだったらもっと、ひどいやんと。ところがそこで注意したいのは、毒薬をそのまま、小さな毒は薬になると言われているけど、それをそのまま与えるんじゃなくて、何倍にも薄めていくわけ。薄めて薄めて薄めて、薄めて最後までいくと何が起こるかというと物体は消えて、そのエネルギーと波動が残るということ。波動療法と言われている。でその波動の情報が、いわゆる整体エネルギーの自己治癒力を刺激して治るという、この理論ですね。

そんなことはありえねえ、って、今の医学で。ペテンだ、インチキだ、嘘だ、っていう人もいます。存在しないのに、しかし、波動、エネルギーは存在してる、なぜかっていうと、ホメオパシーは何がすごいかっていうと、いいですか、ここからが笑っちゃうの。

ロックフェラー・ファミリーは、絶対薬を飲みません。ロックフェラー一族は、世界の医療を200年にわたって独占して、巨大な利益をあげたロックフェラー一族は、絶対、薬を飲まないんだよ。なぜ飲まないの?毒だって知ってるから。あれは家畜に飲ませるもんだとはっきり言ってますよ。彼、ロックフェラー・ファミリーは絶対、現代医学の医者には一人も近寄らせません。

なぜかっていうと、現代医学は人を治せない、人を殺すものだってはっきりわかってる。ちゃんとわかってるの。あれは家畜用だからね。ロックフェラーファミリーが自分に近づけるドクターはホメオパシーの医者、ホメオパシーの医者以外は絶対近づけないです。なぜか。ホメオパシーが、ものすごく有効性が高いていうことを、彼らはちゃんと知ってる。

ロックフェラーと言うのは、アメリカの石油系の財閥です。ロックフェラー一族、財閥が、石油を使って、薬を作っています。ですが彼らは、西洋医を自分たちに近づけないと言われています。西洋医学が、真実の医学ではなく、詐欺医学だと自らが知っているからです。彼らは、薬を飲まないし、西洋医にかかりません。動画の中に出てきたホメオパシーで治しているそうです。西洋医学は、頭の悪い馬鹿用の医学だと知っているのです。

市場論・国家論2.敗戦~'70年:高度成長期

市場論・国家論2.敗戦~'70年:高度成長期
 

要約

イ.先進国(日・欧)が’70年前後に豊かさを実現できた要因

1.市場蓄積:市場の成熟度 日本・欧州>>中国>印・露>南米>>アフリカ   ↓
2.技術蓄積:先進国で技術蓄積→生産力が、豊かさを実現できる段階に達した。

3.大衆主義:反戦・平和主義→大衆の生活第一→福祉国家の政治潮流(日・欧)
注:1人勝ちのアメリカは、弱肉強食の覇権主義軍産複合体が支配する戦争経済(アメリカは、1・2次大戦によって覇権を握り、現在も戦争しないと経済が回らないない国)が相まって、反福祉色が強い。一貫して貧民街が存在する等、豊かさが実現されたとは言い難い。

・古代市場トップだった中国が失速したのは、科挙による官僚支配体制が原因。
科挙・受験は、私利・私欲に走り、搾取することしか頭にない、汚職だらけの官僚国家を生み出し、国民と国家をとことん疲弊・腐敗させてゆく。官吏たちは庶民から搾取できる限界まで搾り取って肥え太っているので、商人が付け入る隙がなく、もっぱら賄賂を贈り、貢ぐばかりで官吏に頭が上がらない。
他方、日本や欧州では、商人が王族・貴族にお金を貸し付け、その結果、借金で首が回らなくなり、商人が優位になってゆく。
・同じく近世までトップだった日本が失速したのは、西欧人の略奪性→近代科学に敗れたから。


ロ.戦後、日本が世界一の高度経済成長を実現できた要因(日本>欧州)

1.日本人の縄文体質(集団第一)が高い成長を実現。(独もそれに近い)

2.日・欧とも焼け跡からの復興となったが、都市の破壊度は日本の方が遥かに大きい

3.日本は、食料→住宅→衣料→家電と復興・成長していったが、これら全ては大衆需要である。対して、ヨーロッパは伝統的に貴族需要(ブランド品)を核にしており、大衆需要への転換が遅れた。

4.アメリカの対日戦略:日本を反共の防波堤とするために、日本をある程度まで太らせる必要があった。


ハ.アメリカの対日戦略の変遷(一貫して、ロック→CIA→官僚・自民党支配)

・1945~82反共の防波堤として、日本をある程度まで太らせる。
・1983~00日本をこれ以上、太らせず、日本から収奪する。
・2000~ ロックによる日本の再占領。完全支配して、徹底的に収奪し尽くす。


ニ.科挙(試験制度)による特権階級の暴走と腐敗→国民と国家の疲弊と腐敗

・封建体制(周や鎌倉~江戸の幕藩体制や欧州の貴族制)は、各地域の自治(自主管理)を土台とする体制で、各王or領主は、地方に土着して領土の経営に当たる。
しかし、領民から一方的に搾取するだけでは国(藩)が崩壊してしまうので、ある程度、領民の生活の安定を考慮せざるを得ず、従ってあまり財を増やすことができず、むしろ中央の命令による普請や出兵によって借金で首が回らなくなってゆく。

・それに対して、科挙によって選ばれた官吏体制の下では、官吏たちは領土を経営する訳ではなく、庶民に対して一方的に権力を行使するだけなので、自分の私腹を肥やすために庶民からとことん搾取し、庶民を貧困のドン底に追い込んでゆく。
従って、私権の拡大しか眼中にない連中ばかりとなり、科挙があるにも拘らず、その特権身分は次第に世襲されていった。

・商人の武器がお金であることは東洋でも西洋でも同じだが、支配階級たる官吏が一方的な権力を持ち肥え太っている東洋では、商人は官吏に頭が上がらず、もっぱら賄賂を贈って便宜を図ってもらう(もちろん不法行為である)のが当たり前となり、至る所で不正が横行する。(現在の中国、朝鮮、日本も同様)
それに対して、西欧の商人は王族・貴族たちに借用書を書かせてお金を貸し付けた上に利息まで取る。しかも、全て合法的に行われる。従って、西欧の王族・貴族は、次第に借金で首が回らなくなり、大商人に頭が上がらなくなってゆく。
この商人優位の構造こそ、西欧で近代市場が発展していった理由である。


ホ.力の支配と権力による支配

・力(武力や資力)による支配は、直接的で見え易いが、国家権力による支配は、法政共認を媒介にしているので間接的で見え難い。

・権力とは、法制によって与えられた排他的な決定権や自由権である。それらの特権は、それを持たない大衆に対する支配権力となる。
裁判官・検事・警察、代議制の議員、学者・教師・マスコミ、その他全ての公務員。(例えば、学問の自由は学者に与えられた特権であり、大衆に対する支配権力となる)

・すでに戦争も金貸し支配も終焉を迎えた今、人類を抑圧・腐敗させてきた本丸=国家権力と特権階級をどう解体・封印してゆくか、それこそが最大の追求課題では?


へ.縄文体質とは

・縄文体質の本質は、みんなの期待に応えることにある。それを第一義とする体質が縄文体質であるが、それは集団第一の体質ということもできる。
この縄文体質は、敗戦・焼け野原や3.11壊滅災害etcの状況下では、他国にはない強い勤勉性として現出する。