magoさんのブログ

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生まれ故郷の自然と今昔

生まれ故郷の自然と今

 
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岩屋寺と奇岩

■地質
今から約4,500万年前、この一帯は西から入り江が形成されて浅く温かい海になっていた。周辺の山からは、侵食された礫が入り江に流れ込んで、久万層群二名層の礫岩層を形成した。国指定の名勝にもなっている古岩屋の奇岩はこの二名層からなっている。この一帯は新生代第四紀(約200万年前)以降急激に隆起し、現在でも美川村では年間0.26mmも土地が隆起しているという。そこを流れる仁淀川は典型的なV字谷を形成し、谷底には平坦地を欠くところが多い。


 

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化粧の旅行村
■気候
気候は、山岳地特有の冷涼多雨であり、松山地域と久万地域の平均気温を比較すると、最暖月でおよそ23℃、最寒月でおよそ34℃ほど低くなっている。降水量は年間1,900mm前後で、松山地域より500mm以上も多い年もよくある。冬季の寒冷な気候は積雪をともない、農業をはじめ人々のくらしに大きな影響を与えている。


 
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面河渓  
 

面河渓(おもごけい)
面河川上流とその支流鉄砲石川にある面河渓は、石鎚山系の基盤である三波川変成岩類の緑色片岩が分布した緑色の渓谷、天狗岳火砕流堆積物のつくる黒灰色の渓谷、花崗閃緑岩・両雲母花崗岩のつくる白色の渓谷と、断崖や奇岩の変化に富んだ渓谷が連続している。また、「もみじ石」と呼ばれる石も見られる。

 

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小田深山

小田深山(おだみやま)
菅行川上流域にある小田深山渓谷は、勾配が緩やかな谷底の広い平底谷で、渕や河原に中島が多いという特徴を持っている。チャート、赤色凝灰質岩などによる小田深山層が分布しており、渓谷の岩壁をつくるほか、河原の砂礫は変化に富み、渓流に多彩な色どりを与えている。紅葉の季節には原生林の一部が残っているのが、見所である。



 

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八釜甌穴

八釜甌穴(やかまおうけつ)
黒川沿いにある典型的なV字谷の渓谷を柳谷キャニオンと呼ぶ。天然記念物である八釜の甌穴群は、小黒川との合流点から上流80mの河床と河岸の岩盤に形成されており、第1群から第5群の巨大甌穴が計35個ある。「八釜」の名前は、第5群の8個の釜によるもので、最大のものは長径9m、短径5m、深さ10mもある。谷底までの道中は整備されているが、難儀ですが、一見の価値有余り見学者の訪れないのがいいです。昭和27年3月29日(国指定)